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サニーマート 南店(福井県高浜町)の改装と高浜の鮮魚に見惚れる話

サニーマート南店
〒919-2225 福井県大飯郡高浜町宮崎86?5?1
℡0770-72-0003
2009年11月リニューアル
 
訪問日:2010/04/10、2010/04/11
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大店立地届出時の開店時期は11/20だが11月末オープン(店舗担当)。オープンしてしまった店舗が何時だったのかはこの際、関係ない。
食彩賓館にとって大事なのは「どういう店なのか」だけ。
届出によると、店舗面積1,716.51平方(ドラッグユタカ含む)、駐車台数83台、駐輪場50台。ドラッグユタカが併設しているが以前同様に別棟。 
タカダフーズ運営スーパーは他にサニーマート たかだ店(福井県大飯郡高浜町三明2-21 ℡0770-72-0002)がある。  
精肉は(有)ミートマイチク、ベーカリーはエッセンサニーマート南店。鮮魚・惣菜その他はタカダフーズ。
改装して店舗外観は高質店志向店“風”に様変わり。イメージ的にはプログレスデザインさんやS.C.Worksさんが手がけたような外観。ところが、両社の“Works”事例には表示されていない。サンクリさんとも違うと思うし。で、中に入ると装飾が“Works”店舗とは違った雰囲気でした。
高級品や一般スーパーでは置いていない商品を特にこだわって品揃えしているわけではなく(一部、チーズや調味料関係で散見するが)、この店の最大のウリは地元鮮魚と地場商品の豊富さ。
特に鮮魚は魚種の豊富さ、鮮度・価格、いずれも素晴らしい。たまたま訪問した日は日曜日。さらに日本海がかなり荒れていて、普段の実力のほどは不明(休漁曜日や出荷時間の関係もあるが)。それでも堪能させてもらいました。
食彩賓館が売場の前をウロウロするので、さぞや不審だったことでしょう。申し訳ない。見惚れていました。商品に。
商品作りは特にコメントありませんが、ここは魚の鮮度が違う。しかも品質に比べて圧倒的に安い(いわゆる“激安価格”ではないが)。旅をしてきた(市場間転送品)ものと違い、地元であがったものがそのまま並べられている。よって流通経費削減や時間短縮効果が“(スーパー風)見える化”。
例えとしてはおかしいかもしれないが、高質スーパーは「江戸前寿司店」(技で上質化)、産地スーパーは「港に近い回転寿司(魚の活きの良さが上質)」。このサニーマートは後者です。
ということで、ちょっと遅い昼食用に「天然ヒラメのエンガワ寿司」を購入。「高浜産の特大ヒラメのエンガワだけ使用」(鮮魚担当者談)。
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エンガワはあまり好きではないのですが(食感が嫌い)、これは良い。身が固すぎず、柔らかすぎず、へんにプヨプヨしていないし。程好い甘みもしっかり感じる。グッドです。プラスチック製の花はちょっと・・ですが。(食彩賓館は弁当や寿司など、直接口に含む商品の中に、装飾品など、食べられないものは入れてはいけないと思っています。包材屋さんには申し訳ないが[E:wink])
 精肉も「さすが専門店」という品揃え。平台では対面で内臓肉の量り売りを10種ほど。壁面側ショーケースでも三田和牛の量り売り。平牧三元豚もある。さらにミートデリカ併設。
でも、生食コーナーには国産牛生レバー(“生食用”表示)、地鶏のタタキ。生食用の内臓肉や鶏肉については以前、語っていますが、それぞれの店独自の考え方があるので、保健所や厚生省の意見は別として、売る側・買う側の自己責任(本音は売る側の責任といいたいが)。よって、「生食にできる理由とリスク表示」は必要かと)。
 惣菜も「自家製」表示の商品がほとんど。いつものように「小麦粉や牛乳、タマゴ、野菜の栽培も“自家製か?”」という突っ込みが言えないくらい“手作り感”バッチリの商品でした。
「自家製コムライス」(オムライスの小型)がオムライスの隣にならんでいたり、298円弁当があったりとサイズや価格のバランスもほどほど。
ベーカリーも“手作り感”バッチリ。面白い商品散見。ボリュー感たっぷりの厚いピザや「森の切り株」なんていうのもあったり。
ここまで書くと、「見に行くか」という人もいるかも知れないが、ここは「買物」に行く店です。しかも、購入した鮮魚の鮮度が落ちない程度に近い場所に住んでいる方だけが、この店の良さを感じることができます。
“コト”や“ライブ”なんかで、鮮度の違いを説明・アピールされなくても、「見りゃわかるし、普段使っているから知っているよ」という地元の方御用達店舗。
●覚書
・「五方よし」掲示。“健康よし”“文化よし”“環境よし”“経済よし”“人よし”。“経済よし”は地場商品調達による地元活性化。
・カート置場は以前のものを使用
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・傘立てが面白い
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・白ヒゲめばち(そい) と あこ(きじはた)
“そい”も なかなか良いのだが、“きじはた”の美味しさは衝撃的。今までも何回か食べているがこれほど美味な“きじはた”は初体験。対面コーナーに“きじはた”の超特大サイズが2,100円で販売されていたが、次回(恐らくあと2回は前を通過すると思う)行くことがあったら絶対にリピート購入したい逸品。もっとも 何時もあるとは限らない魚種だが。
●レイアウト
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●以前の店舗への訪問
・2007/11/26 ・2009/05/03 こんな感じでした。
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